丹沢の秘境「早戸大滝」を君は見たか! 宮ヶ瀬~早戸大滝~丹沢山縦走コース

丹沢エリアは私にとってホームグラウンド。
仲間とも良く行きますし、時間があれば一人でもちょこちょこ出かけていく場所です。

そんな丹沢エリアのなかで、今まで行きたかったのにずっと行けていなかった場所がありました。
それが日本の滝百選の一つ「早戸大滝」です。

 

丹沢の秘境「早戸大滝」とは?

丹沢エリアに存在する日本の滝百選のひとつ「早戸大滝」は神奈川県相模原市の早戸川上流にある滝です。

日本の滝百選に選ばれていながら、あまりにもアクセスが悪いために地元の神奈川県民にもほとんど知られていません。
(ちなみに神奈川には日本の滝百選に選ばれている滝は2つ。もう一つは山北の洒水の滝です。)

滝の落差は50mほどですが、水が豊富な丹沢なのでその迫力はかなりのモノがあります。

丹沢の東側である宮ヶ瀬方面からアクセスするのが一般的なのですが、気温が上がってくる4~10月はヤマビルが多くなります。
ヒルが大嫌いな自分はあまりこちら側からアクセスするのがイヤなんですよね。

ただ、そんなこと言っていてはいつまで経っても行くことが出来ないので思い切ってチャレンジしてきました。

 

今回のコース

今回のコースは丹沢の東側の入り口「宮ヶ瀬ビジターセンター」がスタートです。
宮ヶ瀬ビジターセンターから舗装された林道を早戸川沿いに10キロほど進んでいきます。
伝道の分岐点からトレイルに入り、途中で川原沿いを何度も渡渉しながら上流へと進んでいけば早戸大滝に到着します。

早戸大滝からは滝横の崖をよじ登り、大滝新道の急坂を上って丹沢主稜に合流。
そこから丹沢山・塔ノ岳を経由して大蔵登山口まで降りてきました。

途中で何度も道に迷って大幅にタイムロスしてしまいましたが、なんとか滝を見ることが出来ました!

今回は走行距離約30km、時間的には8時間ほどかかりました。
ただ道迷いがなければ6時間ほどで行けると思います。

 

宮ヶ瀬ビジターセンターまでのアクセス

宮ヶ瀬ビジターセンターは宮ヶ瀬湖の西側湖畔にある観光施設です。
レストランや土産物屋もいっぱいありますし、宮ヶ瀬湖を楽しむための遊覧船のりばなどもあります。
観光スポットの宮ヶ瀬ダムや子供も楽しめる「あいかわ公園」にも行けるので、地元では有名な観光スポットとしても有名です。
12月にはクリスマスツリーのイルミネーションもきれいなので若い人たちも良く来る場所ですね。

普段なら宮ヶ瀬ビジターセンターだったらマイカーで来てしまうのですが、今回はワンウェイのコースなのでバスを使いました。

小田急線本厚木駅から乗り合いバスが出ていますのでコチラを利用します。

本厚木駅前の5番バス乗り場が宮ヶ瀬方面。
休日であれば6時55分が始発ですので、そちらを使って行きましょう。(2017年5月現在)
神奈川中央交通バス

バスに乗る時間は50分ほど。料金は670円です。
GWで激混みかと思っていたのですが、それほど混んでいなかったので宮ヶ瀬まで座って行くことが出来ました。

 

宮ヶ瀬(8:00)~伝道(9:00)~道迷い(2時間ロス)~早戸大滝(12:00)

2017年5月5日(祝)、ゴールデンウィークのまっただ中にスポッと休みが取れたので早戸大滝アタックに行ってきました。
ホントは3日の日にSHMCの仲間を誘っていく予定だったのですが、急遽仕事が入ってしまったので中止。
たまたま5日が1日時間がとれたのでソロで試走をかねてアタックしてきました。

早朝5時30分に家を出て小田急で本厚木駅へ。
始発のバスに乗り込んでスタートです。

バスに揺られて50分ほど。
宮ヶ瀬ビジターセンターは営業前なのでまだ人は少ないです。
トイレを済ませたり身支度をして早速スタート。

この宮ヶ瀬からゲートで封鎖されている林道へ入っていきます。

ここから約10kmほど舗装された林道をひたすらに走っていきます。
このコースは4月に開催される「東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース」と同じコースですね。

ゆるやかなアップダウンを繰り返しながら進んでいけば北側の道路と合流します。

合流した先の道路は一般車も入ってこれるので車に気をつけながら進んでいかないと・・・。
この先には早戸川キャンプ場やマス釣場があるので車通りも結構多いです。

マス釣り場を過ぎれば車もほとんど通らなくなります。
ここから先はほぼ一人旅です。

今日は良い天気!
むしろ気温はドンドン上昇しているので体力が奪われていきます。

10kmほどのゆるい登り坂を頑張って上っていくと舗装された林道が終了。
ここからは砂利道に入っていきます。

それにしてもアッツイなぁ・・・。
温度計を見ると27℃を超えていました。体力が奪われる・・・。

すこし砂利道を上っていくと早戸大滝への案内板が!
ここからが本番ですね。

ここで分岐になります。
左側に行くと早戸川の川原に降りて沢を登っていく感じのコース。
コチラをゆくのであれば膝上まで水につかっていく覚悟が必要。

右側の道を行くのが一般の人向けのコースですね。
(それでも相当きっついコースなのですけどね)

よく分からなかったので左側の川原に降りていくコースを進んでいきました。
いきなり水量が多い川を渡らなければならなそうだったので靴を脱いでいたら、近くで釣りをしていたおじさんが

「大滝に行くの?こっちから行くなら相当キツいよ。普通の人は山側から進んでいくよ。」

とアドバイスをくれました。
確かにこの先を進んでいくのは相当厳しそうです。
おじさんの忠告を信じて山側の道にルート変更。

さきほどの分岐まで戻って山側の道へ。
こちらの方が歩きやすいですね。

ただ、そこまで整備されているトレイルではありません。
道に迷わないように慎重に・・・と思っていたのですが、途中で大きく道を間違えてしまいました。

山沿いを進んでいたのですが、どんどん沢からは遠ざかっている感じ。
しかもなんとなく通ったことがある道だよなぁと思いながらひたすらに上っていきました。

そうすると登っていく途中で「東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース」のコースの案内板が!
東丹沢宮ヶ瀬トレイルレースには何度か出場していますが、早戸大滝へのアクセスなんて聞いたことない!

これは絶対に道を間違えていると確信し、来た道を戻ることにしました。
分岐から標高差で500m、1時間ほど登ってきましたがしょうが無いですね。。。

小屋まで降りてきました。ホントはここで左側の道に進まなければならなかったのです。

左側の道に進んでいくと谷沿いにトレイルが続いていきます。
崩落しかけているので気をつけないと・・・。

足を踏み外したら谷底に真っ逆さま・・・。

 

何度も渡渉していく場所がありますが、丸太橋がかかっているので濡れずに進めます。
ただ、道標となる赤テープが見つけにくいので注意して進まないといけません。

道らしい道ではないです。
テープを目安に岩をよじ登ったりしながら進むので、体力が無い人にはキツいコースです。

丸太の橋があるところは良いのですがない場所もいっぱいあります。
そういったところはジャンプや飛び石を探しながら進まなければなりません。
そういった場所を探すのに時間がかかるので、想像以上に時間がかかります。

右手にちょっとした滝が見えてきました。
雷平(かみなりだいら)という場所のようです。川を渡って直答すれば雷滝に行くことができます。
今回は道を間違えて大幅にタイムロスしてしまったので、次回にお楽しみはとっておきましょう。

どんどん進んでいきます。もう道らしい道ではない。
びしょ濡れになりながら何度も川を渡っていくのですが、途中で思いっきり転んで下半身ビショビショに・・・。
道は間違えるわ、びしょ濡れになるわでテンションがかなり下落。

でも気を取り直してなんとか先に進みます。

いろんなハプニングがありましたが、なんとか早戸大滝へ到着。
表からは滝の全容をつかむことが出来ないので、近くに寄っていきます。
ここからの道のりはさらに険しい!ちょっと油断したら大ケガしそうな場所だらけです。

滝壺の下まで来て見上げる早戸大滝。
マイナスイオンがバリバリで今までの苦労も癒やされます。

ゴールデンウィークだというのに、アドバイスをくれたおじさん以外にはここまで誰一人会うこともありませんでした。
日本の滝百選なのに誰もいないということで、どれほどここまでの道のりが険しいかと言うことが想像できるかと思います。

それでもその道のりをクリアした人しか味わうことが出来ない「早戸大滝」は丹沢マニアには必見の場所ですね!

 

早戸大滝(12:30)~大滝新道~丹沢山(14:15)~塔ノ岳(15:00)~大倉(16:00)

早戸大滝は滝壺にも行けますが、滝の落ちる場所(滝の上)にも行くことが出来ます。

ロープで崖を直登します。ほぼクライミング。
三点支持が出来ることも大事ですが、腕の力も相当必要です。
滝の上にはのぞき込めるようにロープがありますが、さすがにその勇気は無かった・・・。

ちょっと小休止。滝の音と小鳥のさえずり以外は全く聞こえません。
孤独を楽しみたい人はもってこいかも。

この滝の上から、丹沢主稜にでるための「大滝新道」にアクセスすることが出来ます。
新道の入り口にはお皿に書かれた案内板が!

この大滝新道はかなりの急坂。
新道のとりつきにはロープがいっぱいぶら下がっています。
このロープを頼りに登っていくのですが、ほぼ踏み跡がないので一歩一歩足場を確認しながら登っていく必要があります。

ロープの後も40度近い急坂が延々と続いていきます。
道に迷ったり川原を乗り越えてきたりして、相当疲労がたまった足にはかなり堪えました。
カラダがズタボロになりながら、休憩を繰り返して登っていきます。

この大滝新道は初心者には全くお勧めできません。
登山になれている人、体力に自信がある人以外は相当な覚悟が必要ですよ。

急坂を登り切った後も不明瞭な踏み跡を頼りに進んでいきます。
慎重に進まないと道に迷いそうです。

稜線に出れば丹沢山や蛭ケ岳も眺めることが出来ますよ。

切り立った稜線を進んでいきますが、整備された道ではないので気をつけましょう。

そして鹿冊をよじ登れば丹沢主稜線に合流します。
今までほとんど道標らしいモノがなかったので、整備された登山道に出てホッと一安心できました。

この段階でほぼ足は終わっていました。。。
(両足とも若干痙攣気味。トレーニング不足ですね)

当初は蛭ケ岳までいこうと思っていたのですが、もう気力も体力もないのではやく下山します。
丹沢山までくると人がいっぱい。さっきまで誰にも会わなかったのが不思議。

昼下がりだと雲がかかってきちゃいますね。

ただ天気はとっても良いので、丹沢山から塔ノ岳までの道のりはのんびりと楽しむことが出来ました。

塔ノ岳に到着~。山頂は人でいっぱい。
今度早戸大滝に行くときには丹沢山からユーシンの方へ降りていこうかな。

塔ノ岳からは大倉尾根(バカ尾根)をどんどん降りていきます。
ここは何度も通っている道なのでとっとと進んでいきましょう。
・・・と言いたいところですが、下山する人で渋滞しているので思うように進めません。
やはり人が少ない登山道を選ぶべきだったか・・・。

塔ノ岳からは1時間ちょっとで大倉登山口のバス停に到着しました。
登山口の売店「どんぐりハウス」も下山客でいっぱいでしたね。

もう足もズタボロだったので、ここからはバスで渋沢駅まで戻ります。
(片道210円だったかな?)
臨時バスも出ていたのですぐにバスに乗ることが出来ました。

まとめ

今回は初めてのコースでしたし、道標も少ない迷いやすいコースでした。
自分のトレーニング不足も影響してしまい、思うようなタイムで進むことが出来なかったのが反省点。

新緑がまぶしい時期だったのですが、想定以上に気温が上がってしまい体力も必要以上に消耗してしまいましたね。

ただ、心配だったヤマビルには会いませんでした。
時期的にもうちょっと後なのかな?

次回はヤマビルが少なくなる11月頃の紅葉シーズンに行ってみようかなと思っています。
その時には雷滝、蛭ケ岳経由でユーシンに降りてみようかな?

いずれにしろ、早戸大滝は秘境感がバツグンですので冒険したい人にはオススメですね!

 

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