「小学生 税の書道展」に参加 ～書いている言葉の意味は知らない～

昨日の日曜日、小田原市民会館で行われた青色申告会主催の「小学生・税の書道コンクール」の表彰式に行ってきました。
多くの子供たちで賑わっていました。

ただ、子供たちが書いている文字の意味をちゃんと知っているかどうかは疑問です。

税の書道コンクールとは

「小学生・税の書道展」とは、公益社団法人 青色申告会が地元の小学生を対象に開く書道コンクールです。
夏休みの宿題の一つとして、小学校主導で子どもたちに書かせているところが多いみたいですね。

うちの子供も夏休みに一生懸命書いていました。
嫁さんが小学校のときに書道をやっていたので、ある程度は教えられるようで頑張って教えていました。
（自分もちょこっとだけ習っていましたが、1年ちょっとでやめてしまいました・・・）

大人になって振り返ると、子供のころにもうちょっと字の練習をしておけばよかったなぁと思います。
当時は「読めればいいんでしょ」と気にしてはいませんでしたが、大人になれば「字が綺麗」というだけで好感度はかなり上昇します。

大人になってからも、字の練習に何度もチャレンジしましたがなかなか上達しません。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、子供のころのクセはなかなか直りませんね。

表彰されれば誰でも嬉しいモノ

11月27日から29日にかけて、コンクール入賞者の作品が小田原市民会館で展示されていました。
うちの子も何とか入賞（銅賞）したので表彰してもらえるとのこと。

お昼から市民会館の大ホールで表彰式が行われるので家族で参加してきました。

表彰式には小田原税務署長や県税事務所の方たちも列席。
普段、仕事でお付き合いしている青色申告会のスタッフの方たちも大勢いらっしゃいました。
（プライベートでお会いするとちょっと気恥ずかしいものですね(^^ゞ）

表彰式自体も子供たちを飽きさせないような工夫をしていました。
大道芸人などのパフォーマンスショーなどで会場を盛り上げたり、実際に子供たちを壇上に上げたりと想像以上に和気あいあいと進行していきます。

入賞した子供たちは全員ステージ上に上がれるので、みんなテンションも上がっていました。

やっぱりステージ上で表彰されると嬉しいものです。
大人だって褒められれば嬉しいモノ。ましてや子どもであれば尚更です。

こういう機会に大勢の前で表彰されることを体験しておくことはとても良いことだと思います。

単語の意味は理解していない

ただ、ひとつ気になるコトがあります。

それは、子供たちが書いている「単語」のことをちゃんと分かっているのかというコト。

今回の書道コンクールには、提出するテーマ「題字」が決まっています。

▼１・２・３年生
「ぜい」
「のうぜい」
「ぜいほう」
「あおいろ」
「しんこく」

▼４・５・６年生
「税」
「消費税法」
「自動車税」
「青色申告」
「電子申告」

はたしてこれらの意味を分かっていて書いているのかどうか・・・。

もちろん書道コンクールですので、ポイントになるのは「字をどのように書いているか」です。
「どのような字を書くか」というコトが主題ではありません。

ただ、せっかくこのような単語を書くのであれば、その書いている言葉が意味するものがどういうモノであるのかということを教えてあげた方が良いような気がします。

私は租税教室の講師として、小学校に「税金とは何か？」ということを教えに行くことがあります。
対象となるのは小学校6年生ですが、授業の最初に「税金ってしっていますか？」と問いかけると、ほとんどの子供たちからあまり反応がありません。
あとで学校の先生に聞いたのですが、小学校で税金の話が授業に出るのは6年生の後期（二学期）に入ってからだそうです。
しかも授業で取り扱うのは１～２時間程度だということ。
知らなくて当たり前と言えば当たり前です。

親である大人ですら、あまり税のことを理解しているとは言えません。

なんで「税」の書道コンクールなのに「あおいろ」と書くの？
「青色申告」と「電子申告」って何が違うの？

子供にそう聞かれたときに、親である大人が答えられるでしょうか？

子供に分かりやすいように「税」について説明するのは難しいものです。

「税金はみんなのために使われているんだよ～」
と堂々と言えるような社会になってほしいものですね。

新おだわら市民交流センターUMECOに行ってみた

表彰式の帰りに11月28日にオープンした新小田原市民交流センターUMECOに寄ってみました。

オープニングイベントをしていて多くの人で賑わっていました♪

ちなみに12月23日（祝）に、こちらの会場で「相続の無料相談会」を開催します。
詳細が決まりましたらまた記事にアップします！