
「税理士の専門家責任を実現するための100の提案」という冊子
先週、日本全国の税理士が所属している日本税理士会連合会から2冊の冊子が届きました。
ひとつは「研修諸規則Q&A」という冊子。
税理士には年間36時間の研修を受ける義務があるのですが、その研修に関してのマニュアル本のようなものです。
もうひとつは「税理士の専門家責任を実現するための100の提案」という冊子。
この冊子には「税や会計の専門家である税理士がその責任を果たすために心得ておかなければならない重要なコト」がまとめられています。
税理士の業務内容や求められていることが簡潔にまとめられているので読んでいて結構参考になります。
一応、税理士にしか見ることができないようになっていますので、簡単な内容だけ触れておきます。
Contents
内容は平成21年初版の改訂版
この「税理士なんちゃらの100の提案」という冊子は初版は平成21年に発行されています。
私が税理士登録したのは平成24年のアタマなのですが、登録してすぐにこの冊子を貰いました。
今回配られた冊子はその改訂版。
初版を発行した後に変化があったコト、こういう項目も入れた方が良いんじゃないかというようなコトを加えて改訂されたということです。
このような内輪的(税理士が税理士を監督する)な部分は「業務対策部」、略してギョータイと呼ばれるところが監修しています。
ゴクローさまです(‘◇’)ゞ
冊子の内容
この冊子の主な項目は
①税理士法
②事務所管理
③顧客管理
④税理士の専門家責任と損害賠償
⑤法人税・所得税・消費税
⑥資産税
⑦その他税理士に期待されること
という7つの項目に分かれています。
各項目ごとに10~20個ほどのポイントが列挙されていて全部で108個の項目となっています。
(100の提案が108になっているところがポイント。きっとギョータイの中でも意見が割れたんだろうなぁ)
1つ1つの内容もコンパクトにまとまっていて結構面白いです。
ヘンな話かもしれませんが、一つ一つでブログのテーマになりそう。
特に税理士登録したばかりの人には、税理士の実務を把握するうえで非常に役立つ内容となっています。
そんなに秘密にしておくような内容でもないですし、ありふれた情報ではあるのです。
ただ、さすがに細かく晒してしまうと怒られそう。
読みたい方はお知り合いの税理士さんにお願いしてください~♪