
申告期限まであと一週間!
みなさん、もう申告のお手続きはお済みですか?
どうしてもこの時期になると税務署や青色申告会の会場など非常に混みあいます。
やっぱりおしりに火がつかないと、なかなか重い腰が上がらない人が多いんでしょうね。
自分も周りから「今の追い込みの時期は大変でしょう?」と心配されるのですが、実はそんなこと無いんです。
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ほぼ2月中に処理は完了
当事務所の場合、あらかじめ処理させていただくことが決まっているお客様の確定申告については、半分以上は申告開始前に、8~9割のお客様については2月中に処理を完了しております。
3月に入って処理させていただくお客様は数件です。
ですので三月の前半は、そこまで慌ただしくはありません。
(3月1日の静岡マラソンにエントリーしたのも、2月中にある程度処理を終わらせることができる目途があったからです)
最初からそうだったわけではない
でも、最初からそうだったわけではありません。
私がこの業界に入ったのは15年以上も前のコトですが、その当時は申告期限ギリギリまで確定申告の処理に追われていました。
最後の一週間なんて、毎日日付が変わるくらいまで仕事していました。
まあ、税理士業界ではそれが当たり前で、ある意味お祭りのような感じでやっていたのですが (^_^.)
でも、仕事しながら勉強していかなければならないという状況に置かれたとき、どうしてもこの「確定申告時期の残業」というのが、勉強時間を捻出するためのネックになったのです。
どうすれば、確定申告時期に残業しなくて済むようになるのか。
それを意識するようになってから、「確定申告に対する考え方と作業処理をもう一度考え直そう」という行動をとるようになったのです。
ある意味で「期限は守らない」
以前いた事務所では、「確定申告と言うものは2月に入ってから処理するものだ」という暗黙の了解がありました。
一般的な税理士事務所では、12月から1月の前半にかけて年末調整の処理を行います。
年明けの1月には、年末調整から各市町村への給与支払報告書の作成、法定調書の作成、償却資産税の申告処理など、通常業務以外の作業も多いのです。
ですので、どうしても確定申告への取り掛かりが2月以降になってしまうところが多いんですよね。
ただ、期限が決められている仕事というものは、「その期限までに終わらせなければならない」というのは当たり前なのですが、違う捉え方をすると「その期限までに終わらせればいい」という見方もできます。
後者の考え方で行くと、1月末提出期限の法定調書や償却資産税の申告は1月中に終わらせれば良いし、所得税の確定申告は3月15日までに終わらせれば良いことになります。
その時間を有効に使って仕事をこなしていればいいのですが、たいていの場合、時間に余裕があるとダラダラ仕事をしてしまうんですよね。
そこで期限を守ることをやめてみました。
年末調整や法定調書などは1月前半で片づける。確定申告も1月中から取り掛かる。
どれくらい時間を短縮できるか、どれくらい前倒しして処理できるか。
自分の中でゲームの様に楽しみながら、どれだけ早く終わるかを試行錯誤してチャレンジしていました。
「焦って仕事するとミスするんじゃないか」とか「お客様に迷惑がかかるんじゃないか」とか思われる方もいるかもしれません。
ところが、実際はその逆です。
効率的に資料を集めるための資料チェックでミスが減ったり、前年のうちからお客様にコンタクトをすることで安心感を与えられたり、早めに仕事のボリュームが把握できるので時間配分がうまくいったり…。
処理件数は増えていったにもかかわらず、年々残業時間は減っていきました。
2月中にほぼ自分の担当先の処理は終わっているので、3月は同僚の確定申告の手伝いやチェックが主な仕事です。
これは良いと思ったので、事務所全体で私の方法を取り入れてもらおうと思ったのですが、諸般の事情から提案は却下。
大人の事情というやつです・・・(-_-;)ニンゲンカンケイハメンドクサイ
ただ、いろいろとありましたが、自分だけは退職するまで自分のやり方を通しました。
おかげで受験生時代は、確定申告期間中も専門学校を休みませんでしたし、勉強のペースも狂うことなく過ごすことができました。
(まぁ、確定申告の繁忙期に、休日出勤も残業もしない職員を所長がどう思っていたのかは知りませんけど。。。(-。-)y-゜゜゜)
というわけで、確定申告最後の一週間は、いくらでも飛び込みのお客様が来ても良いように待機しております~♪
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