
ぼーっとしているといつの間にか消費税が10%に上がってしまうというお話。
どうも。走る税理士かずぅ(@hashiruzeirishi)です!
最近、なんだかんだとバタバタしておりまして更新ペースが激減しております。
心配して連絡くださる方もいるのですが、カラダもココロも健全な状態ですのでご心配なく!
さて、3月もあと少しで終わり。もうちょっとで4月です。
本来であれば、この平成29年4月というのは税理士にとって非常に厄介なタイミングとなる予定でした。
それは「消費税の税率が10%になる」という時期が、この平成29年4月の予定だったからです。
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消費税の増税は無くなったわけではない!
もう忘れている方も多いかもしれませんが、消費税は2段階で増税になる予定でした。
① 平成26年4月1日・・・8%に増税
② 平成27年10月1日・・・10%に増税
それが景気の減速などの影響で、②が1年半後回しになって
① 平成26年4月1日・・・8%に増税
② 平成29年4月1日・・・10%に増税
という形に修正され、さらに選挙の影響もあってか
① 平成26年4月1日・・・8%に増税
② 平成31年10月1日・・・10%に増税
という予定になっているのが現在の状況です。
消費税が8%になってからもう3年経ってしまっているんですね。
習慣というのは恐ろしいもので、すっかり8%の消費税を払うことに慣れてしまいました。
すっかりみなさんは忘れてしまっているかもしれませんが、消費税の10%への増税は無くなったわけではありません。
税務署などではちゃんと2年半後の平成31年10月に合わせて消費税増税の準備が着々と進められているのです!
本当に消費税は増税になるのか?
ただ、今までの流れからすると消費税が増税になるかどうかは「まだまだ分からない」というのが本当のところでしょう。
税金関係の仕事をしている私たちですら、この消費税の増税についてはちょっと「???」というポイントが多いのです。
増税の予定されている平成31年10月というのは西暦でいうと2019年。
まさに東京オリンピックの直前という時期です。
日本を挙げての一大イベントの直前に、はたして消費税増税という爆弾をぶち込めるのか?
もちろんオリンピック景気で経済は盛り上がっているかもしれませんが、逆に消費税増税の駆け込み需要とぶつかって大パニックになるかもしれません。
ただでさえどの業界も人手不足ですからね。もう大変だと思いますよ。
しかも、今回の増税は単純に税率が上がるだけではありません!
さらに混乱を招きそうなのが「軽減税率」というめんどくさい複雑な制度も併せてスタートするのです。
もうね・・・カオスだと思います。
専門家の立場である私がこんなこと言っちゃいけないのかもしれませんけどね。
(逆によく分かっているからこそ混乱が見えてしまうんです(;゚ロ゚))
もうちょっと時間があるので、その間にどのような紆余曲折があるのか要チェックです。
それでも準備しておいた方がいいですよ!
どうなるのか分からないといっても消費税が10%に上がるということは法律で決まっていることです。
とりあえずはその方向で準備しておいた方がいいことは間違いありません。
準備しておいた方がいい業種は「飲食店や食品を扱うお店」。
特にテイクアウトやお弁当、お総菜なんかを販売しているお店は早めに準備しましょう。
レジなどを買い換える際の補助金もありますが、申請の期限があるので遅れないように。
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まとめ
まだまだ先のことだと思っていても、あっという間に時間は経ってしまいます。
おそらく消費税については、次の衆議院の選挙が終わったあたりから具体的な話が出てくるでしょうね。
「え・・・消費税って上がらないんじゃなかったの?」なんてこと言わないように気をつけてくださいね!