
平成27年度の路線価が発表!~小田原エリアはほぼ横ばい~
毎年7月1日に発表になると国税庁がその年度分の「路線価図」というものを公開します。
路線価とは、相続や贈与などに係る税金の計算をする際の不動産評価に用いられる金額です。
さまざまな道路を基準として、その道路に面した土地1㎡あたりの金額を設定しています。
実際に売買される土地の金額とは若干異なるのですが、おおよそその土地の「時価」をあらわしていると言われています。
バブル景気が終わって土地神話が崩壊して以来、土地に対する価値観は大きく変わりましたが、それでも土地の価格というものは世間の景気動向を判断するうえで重要な指標になっています。
今年の路線価はどのような推移になっているのでしょうか?
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都市部では大幅上昇、全国的にはマイナス
今年の路線価においては大都市圏で地価の上昇がみられているようです。
景気回復や外国人投資家による投資からオフィス向けの需要が増加したことが原因。
銀座などでは対前年比10%以上も上昇しているようです。
ただ、億ションの購入や投機目的の購入も多くみられるようなので、この上昇も一過性とみている人が多いようですね。
全国平均で見ると0.4%下落ということで7年連続のマイナス。
ただ下落幅は小さくなっているので、地価も底値まできたのかなぁというところです。
地価と人口の推移は比例していると言いますが、人口が増加している首都圏では地価が上昇し、逆に人口が減少している地方では地価の下落が続いています。
人口の都市集中問題と地方創生はやはり今後の課題ですね。
神奈川県西地区ではどうでしょう?
それでは私たちの地元の神奈川県西地区ではどうでしょうか?
いくつかポイントをあげて昨年と比較してみてみたいと思います。
小田原駅のロータリー付近では昨年よりも少しだけ評価が上がっているようです。
これはおそらく小田原駅地下街「Harune小田原」が開業したことが原因でしょう。
小田原駅周辺のその他の地域ではほぼ横ばいの数値となっていました。
それ以外地域においてもほぼ横ばいか少しだけ下がっているという感じです。
神奈川のなかでも県西地域は人口減少が進んでいるエリアなので、ある意味仕方ないところなのかもしれません。
ただ、対前年比でみると1~2%の減少なのですが、5年前と比較すると平均で15%以上下落しています。
そろそろ地価もこのあたりが底のような気もするのですが・・・
相続税のかかる路線価は1㎡12万円くらい
27年1月から相続税の基礎控除額が従来の6割に引き下げられました。
今後多くの方が相続税を申告しなければならない可能性があります。
その相続税の対象になるかどうか判断する目安の一つがこの路線価です。
一般的な自宅の敷地の広さは160㎡程度と言われていますが、この自宅敷地の評価が2千万円を超えるようになってくると相続税の申告が必要になってくると言われています。
そこから逆算すると、だいたい路線価が125,000円程度のエリアに一戸建で住まれている方は間違いなく相続税の対象になるかと思われます。
具体的なエリアで言うと東海道線の駅(小田原、鴨宮、国府津)周辺や小田急線の沿線などが対象になってくるかと思われます。
もし、ご自身の住まわれているエリアがどの程度の評価になっているか気になる方は以下のリンクから調べてみて下さいね!
もちろん、私どもにご相談いただければ分かりやすくご説明させて頂きますよ~♪(*^-^*)