
顧客に選ばれるブランドづくりとは?
先日の木曜日、自分が所属している「朝カフェの会」主催の勉強会「朝カフェセミナー」に参加してきました。
今回の講師は、都内でグラフィックデザイナーをされている柏木陽子さんです。
柏木さんは広告制作プロダクションを経て、27歳で独立。フリーランスとして15年輝きつづけている方です。
これから起業を考えている方、起業後の集客やブランド化、どうしたらお客様に選ばれるのかなどのテーマでお話をしていただきました。
ちなみに柏木さんは自分の中学の先輩であったりもします。
セミナーの会場は小田原ダイナシティ近くの川東市民センターマロニエで行われました。
Contents
「どの会社」で働くかということよりも「どの仕事」をしたいかということ
柏木さんがグラフィックデザインの学校を卒業して就職先を探したとき、ある大手フランチャイズチェーンの企業からお話が合ったそうです。
その企業ではグラフィックデザインを使った自社の広報部署に配属できるというお話だったそうなのですが、その時
「この会社に入ればこの会社の広報しかできなくなってしまう」
と思われたそうです。
ですので、安定した大企業ではなく、敢えて様々な分野の広告やデザインの仕事ができる小さな広告プロダクションを選んだんだそうです。
お給料や通勤などの待遇は大企業と比べるべくもないと思います。
ですが、その時色々な仕事をするプロダクションに入ったおかげで様々なデザインの仕事をすることができ、様々なお客様と知り合う機会ができたのだそうです。
今となってはそれが、大切な自分の財産になっていられるということでした。
それを続けることができたのも、自分が本当にしたい仕事をしていたからなんだと思います。
アピールするポイントは自分の「個性と強み」
柏木さんのクライアントには一部上場企業から小さな町のショップまで、大小さまざまな企業があるそうです。
もちろん大きい企業と小さい企業では、広告に対する戦略が大きく違ってくると思います。
大きい企業は資本力やマーケティング力を生かして、企業のブランド力を全面的に押し出していく戦略をとっていけば間違いないでしょう。
それに対して、町の小さなお店が大企業と同じような視点で広告を出していたら、はたして効果的な広告をすることができるでしょうか。
柏木さんが仰られるには、小さなお店が効果的な広告をうつために一番必要なポイントは自身の「個性と強み」だということ。
商品を買ってもらうのではなく、あくまで自分を買ってもらう。
自分がどういう人間で自分の商品がどういうものなのかという「個性と強み」をお客様に知っていただく。
それをお客様にどうやって伝えていくのかということが小さな企業の広告戦略なんだと思います。
自分の「個性や強み」は自分では分からない
それでは自分の「個性や強み」っていったい何でしょう?
自分もそのことについてはよく考えます。でもなかなか答えって出ないんですよね。
柏木さんが言われるには「自分の個性や強みは自分では分からないことが多い」と言うことでした。
客観的に自分を見ることってすごい難しいことだと思います。
そんなことをよく表している動画がこちら。
自分自身がイメージする自分の顔と、周りの人がイメージする自分の顔がどれだけ違うかということが良く分かるかと思います。
私も多くの方とお話をする機会がありますし、その方たちの強みや弱みを分析するということは私の仕事の一つでもあります。
その時思うのは、多くの方が自分の強みや弱みをちゃんと理解できていないということです。
理解できていない方は、あまり周りの意見を聞いていない方が多いようにも思われます。
もちろん周りの意見に左右されすぎるのも良くないかと思いますが、客観的な自分への評価に耳を傾け、もう一度自分自身を見つめなおすということをして見るとよいと思います。
みなさんも「私の個性や強みって何だと思う?」と周りの人のお話を聞いてみるのはいかがでしょうか?
柏木さんから頂いたポストカードです。
かわいらしいデザインですね~(^o^)丿