キャバクラの領収書って経費で落とせるの?~税務署に認めてもらうコツを知っておく~
年末になればお酒を飲むシチュエーションが増えてきますよね。
忘年会や新年会などのイベントもあるので、夜の繁華街はいつもよりも人通りが増えてきます。
お酒を飲む場所は色々ありますが、カワイイ女の子がお出迎えしてくれるキャバクラもそんな場所の一つ。
こういった「キャバクラの領収書」って経費で落とせるんでしょうか?
目的が接待であればキャバクラだって経費になります!
結論を先に言ってしまえば、キャバクラの領収書も経費で落とせます。
ただ、どんな場合でも経費にできるわけではありません。
あくまで経費にできるのは、仕事に関係しているかどうかというところがポイントになります。
会社の経費(費用)というのは、収入を生み出すために直接・間接的に要するモノという定義があります。
要は「キャバクラに行ったから売上が増えた!」ということが証明できるのであれば経費にしても良いということです。
▼ 取引先の社長と仲良くなるためにキャバクラに行きました!
▼ キャバクラの個室の方がヒソヒソ話ができるんだよね・・・
▼ 下請けさんにチョット無理させちゃったからお詫びにキャバクラでも・・・
なぁんて感じであればチョットは仕事と結びつきますよね。
仕事のフォローをするため、取引をスムーズに進めていくためであれば、将来の売上アップにつながるということで経費にできるというわけです。
裏を返せば、仕事と関係ない場面でキャバクラに行くのであれば経費にできません。
取引先でも何でもない仲間同士で行ったり、お気に入りの女の子に会うために一人でお店に行ったりしても経費にできませんので。
そんなイイワケ言っても通用しませんよ。一人キャバクラは経費になりませんのであしからず。
ポケットマネーで思う存分楽しんでくださいね。
キャバクラの領収書は交際費になります
経費にするならば交際費という科目で処理することになると思います。
この交際費という科目は税務調査でチェックを受けやすい項目です。
税務調査で必ずチェックが入る「交際費」について知っておくべきコト!
キャバクラの領収書も交際費という科目で処理していくことから分かるように、交際費はとってもグレーゾーンになりやすい科目です。
金額も高額になりやすいですし、領収書を見ただけでは内容も分かりにくいのです。
[voice icon=”https://suzuki-kaikei.net/wp-ver3/wp-content/uploads/2016/11/syacho.jpg” name=”しゃちょー” type=”r fb”]領収書見ただけで分からないからごまかせるんじゃないの?[/voice]と思う方は気を付けてください。
分かりにくいからこそ徹底的に調べられる可能性があるんです!
税務調査で領収書のチェックをされることがありますが、キャバクラの領収書は明らかに金額が高いので目立ちます。
もちろん、その場で「だれと行ったのか?」「何の目的で行ったのか?」ということのツッコミは入ります。
適当に一緒に行った人の名前を言えば、後日その人に確認に行くかもしれません。
キャバクラのお店に確認に行った調査官もいましたよ。
税務署は交際費がグレーゾーンだというコトはもちろん分かっています。
「ホントは個人的にキャバクラに行っただろ~!ゴルァ( ゚Д゚)」
というシッポを掴みたいと思っていますので・・・。
ですから、本当に仕事の延長で行ったときだけ経費にするようにしてくださいね。
キャバクラの領収書を税務署に認めてもらうコツ
本当に仕事に関係してキャバクラに行ったのであれば堂々と交際費として処理してください。
キャバクラだけでなく、仕事を円滑に進めるための費用であれば別にどこのお店でも構いません。
ゴルフの接待であろうが、メイドカフェだろうが、別にどこだっていいのです。
(もちろん常識的な範囲であることが前提ですけどね・・・)
ただ、やはりグレーゾーンの経費なのできっちりと処理をしておくことがあらぬ疑いをかけらない予防となります。
一番の予防となるのは「領収書にメモ書きしておく」ということです。
領収書を貰ったら、領収書の裏や余白のスペースを活用してメモ書きしておくことをオススメします。
▼ だれと飲みに行ったのか(取引先の名前や担当者の氏名)
▼ どういう内容の話をしたか
といった内容のことを書いておけば、時間がたって領収書を見た時でもすぐに思い出すことができますよね。
簡単な内容でも構いませんので、できるだけその日の状況を思い出せる状態にしておいてください。
このように処理しておけば、あとで税務調査にはいられたときも「ここの社長はしっかり管理できているな」と好印象を与えることができます。
税務調査の現場では最初の印象というのがけっこう大事。
書類をきちんと管理するということは、あらぬ疑いをかけられない最大の予防線なのです!
まとめ
自分も20歳代前半のころ、毎日のようにキャバクラに行っていたこともあります。
もちろん全くのプライベートなので経費にするかどうかなんて考えたこともありませんでした。
経験上、「ホントに仕事の打ち合わせなんてできるのかなぁ・・・」なぁんて思うこともありますが、一緒にお店に行った男同士なら結束力も強くなるかもしれませんね。
高いお金を払う分だけ、売上が伸びてくれればいいんですけど。
経費ではなく浪費にならないように気を付けましょう!