
「ひとり税理士」というフレームにこだわるのかどうかというコト。
どうも。走る税理士かずぅ(@hashiruzeirishi)です!
もうすぐ独立・開業してから3年が経ちます。
なんだかあっという間に時間が経ってしまったような気もしますが、色々と悩みながら仕事を続けてきました。
多くの人の助けがあってこそ続けてこれたわけですが、その中でも独立税理士の先輩として色々と考えさせてくれた方がいます。
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ひとり税理士の筆頭・井ノ上陽一という存在
「井ノ上陽一」という名称は、独立開業を目指す税理士の中でもブランドのような存在になっているので、あえて呼び捨てで書かせていただきました(スイマセン(-_-;)アセ)。
3年前に税理士として独立するとき、いろんな独立開業セミナーに参加しました。
その中でも異色のスタンスを取っていたのが井ノ上さんです。
ほかの開業セミナーが「いかに顧問先を増やして収入を上げていくか」というポイントを重視していたのに対して、井ノ上さんのスタンスはあくまで「ひとりしごとにこだわる」というコト。
▼ 売上ではなく自分がやりたい仕事で収入を得る
▼ 「やるコト・やりたいコト」ではなくて「やらないコト・やりたくないコト」を重視
▼ 雇わない・雇われないというスタイル
まあ、挙げていけば色々あります。
一般的な税理士から見たら、良い意味でも悪い意味でも「かわりもの」であることには間違いありません。
詳しくは井ノ上さんが書いた著書を読んでいただければ良く分かると思います。
[amazonjs asin=”4754722388″ locale=”JP” title=”ひとり税理士の仕事術―雇われない・雇わない働き方 仕事も人生も楽しむ税理士”]3000日以上ブログを毎日更新していますし、開業を目指す税理士や税理士受験生のためにメルマガも発行されています。
[blogcard url = “https://www.ex-it-blog.com/”]真似しようと思ってもなかなか出来ない領域まで突き抜けている方です・・・。
ひとり仕事のフレームにこだわるか
独立して開業した当初、井ノ上さんの考え方や仕事のポリシーがスッゴイ魅力的でした。
自分のポリシーをここまで貫き通して仕事ができるなんてかっこいいなぁと思いましたね。
世代もほぼ一緒ですし、ランナーという共通項も多かったので親近感もありました。
自分も同じように「ひとり税理士」として生きていこう!・・・と最初のうちは思っていたのです。
ただ・・・やっぱり自分はアマノジャクなんでしょうね (-_-;)アセ
同じことしていてもつまんなくない?
そういう思いがダンダンと強くなっていったのです。
よくよく考えてみたら「ひとり税理士」というスタンスはあくまで考え方やツールではないのかと。
それは目的達成のためのフレームであって、別に一人で仕事をするというコトにはこだわる必要はないのではないかと。
そういう考え方で自分のやりたいことを見つめ直したとき、
「ひとり税理士にこだわることは無いかなぁ」
という結論にたどり着きました。
結論にたどり着いたといっても「途中で考えが変わったらまた軌道修正すればいいや」と軽く考えていたんですけどね。
そのあたりは独立して開業したからこそ選べた選択肢だったと思います。
サラリーマンや雇われ税理士の立場であったら、そんなこと自分で選べないですから。
ボスの意向に従わざるを得ません。
一人でやっていくこともできるし、人を増やしてガンガンやっていくこともできる。
それを選ぶことができるのも独立開業のメリットの一つだと思います。
ひとり税理士の良さをチームに取り入れる
自分は一人税理士ではなく、チームとしてこの仕事に取り組みスタンスをとっています。
チームのメンバーも1人から2人、2人から3人、3人から6人と増えていっているのですが、だからと言って井ノ上さんを代表するようなひとり税理士の良さを否定しているわけではありません。
むしろ「一人で仕事をしていることのメリットをチームにも生かしていけないか?」という点にポイントをおいて仕事をしています。
例えば、ひとり仕事の場合には「自分の都合で仕事の配分や時間を決められる」というメリットがあります。
チームの場合には別のメンバーに迷惑がかかってしまうので、勝手にスケジュールを変えられないというのがデメリットのように見えますよね。
でも、「本当にそうかな?」と考えることもできるわけです。
逆にほかのメンバーがフォローできればお客様にも迷惑をかけずにスケジューリングできるのではないかと。
体の具合が悪かったり、子供が急に発熱したときなんかでも、チームだったらフォローできるのでは?
ただどうやってそれを仕組化していくのかがポイントになります。
こんなとき、ひとり税理士であれば
▼ 電話での応対をしない(極力減らしておく)
▼ メールでの返信は決まった時間しかしない
▼ スケジューリングやデータをクラウドで保管してどこでもアクセスしておくようにする
といったノウハウで時間から解放される努力をしています。
チームでも同じことを共有できれば、仕事の時間や場所から解放されることができるかもしれません。
もちろん、管理やセキュリティなどの問題もあるので簡単にはいかないかもしれませんが、絶対に解決できない問題はない。
それを工夫して解決していくのが「ひとりじゃない税理士」の面白さかなと思っています。
まとめ
はっきり言って、税理士として一人でやっていこうがチームでやっていこうが大組織でやっていこうが、一番のポイントは「どういうスタンスで仕事をしたいのか」ということだと思います。
考え方は人それぞれですし、どの考え方が正解というわけではありません。
どっちつかずでフラフラするくらいなら「私はこういうスタンスです( ゚Д゚)キリッ」としたほうが良いですよね!
ハッキリしない男は好きじゃないっす~♪