
謄本か抄本か迷ったら「戸籍謄本」を取得するようにしましょう~知っているようで知らない戸籍のコト~
相続の手続きを進める際、亡くなった方の血縁関係がどうなっているのかを確認するために「戸籍」を取得する必要があります。
戸籍は市区町村の窓口などで取得することが出来ますが、「戸籍謄本」と「戸籍抄本」という二つの種類の書類があります。
「謄本と抄本、どっちを取ればいいの?」
と質問を受けることが多いのですが、相続の手続きに必要になるのは「戸籍謄本」の方です。
間違えやすい戸籍謄本と戸籍抄本の2つの種類の戸籍。
それぞれ具体的にどういった違いがあるのでしょうか?
戸籍謄本と戸籍抄本の違い
現在の戸籍は、本籍地がある市区町村の窓口で取得できます。
ただ取得できる戸籍には「戸籍謄本(とうほん)」と「戸籍抄本「しょうほん)」の二種類があります。
基本的に戸籍は「夫婦とその子供」を単位として作成されます。
ですので、お父さんの戸籍を取得すれば、お母さんとその未婚の子供が一つの戸籍上に登録されていることになるのです。
子供が結婚して新しい家族を作ると、子供はお父さんの戸籍から抜けて新しい戸籍を作っていく、という流れになっていきます。
戸籍謄本とは「家族全員が記載されている戸籍」のこと
戸籍謄本とは、現在の正式な名称で言うと「履歴事項全部証明書」という表現をします。
つまり、全部と書いてあることからも分かるように、その戸籍に登録されているすべての情報が記載されています。
例えば、戸籍の筆頭者がお父さんである場合、その配偶者であるお母さんや同居している未婚の息子や娘などの情報も一緒に記載されています。
戸籍に記載されている情報としては
▼ 両親や養父母の名前
▼ 生年月日
▼ 戸籍筆頭者との続柄(長男、長女など)
▼ 出生地と出生の届出人
▼ 婚姻歴、離婚歴、認知
などです。
家族関係を示す様々な情報が記載されているんですね。
戸籍抄本とは「1人だけの情報が記載されている戸籍」のこと
それに対して戸籍抄本は、戸籍に登録されている人のうち、ある一人だけの情報が記載されている戸籍のことを言います。
正式な名称でいうと「履歴事項一部証明書」という表現をします。
先ほどの例でいえば、お母さんの戸籍情報だけ調べたい場合、戸籍謄本を取得するとお父さんや子供たちの情報も一緒に記載されてしまいます。
戸籍抄本の場合は、お母さん一人だけの情報しか載っていないため、不必要な情報を公開する必要がありません。
パスポート申請など、申請する人一人だけの戸籍情報が必要な場合には戸籍抄本でも構わないということになります。
最近は個人情報保護の意識が強いので、必要な情報以外は提出したくない人も多いですからね。
迷ったら謄本にしておいた方が無難
戸籍謄本か戸籍抄本か、どちらを取得すればいいのか迷った時には「戸籍謄本」をとっておくのが無難です。
戸籍抄本の提出をする場面に戸籍謄本を提出しても、基本的には大丈夫ですが、戸籍謄本の提出が求められた場合、戸籍抄本では代用できません。
「大は小を兼ねる」というように「戸籍謄本は戸籍抄本を兼ねる」と思っていただいて間違いないと思います。
ちなみに小田原市の場合、戸籍謄本でも戸籍抄本でも取得のための手数料は1通450円です。
手数料も同じですので迷った時には戸籍謄本をとるようにしましょう。
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【編集後記】
昨日のお昼ぐらいから少し喉が痛くて熱っぽかったので、早目に帰宅して薬飲んでとっとと寝てしまいました。
朝起きたときに少し関節が痛かったですが、あとは平気みたいです。
ちょっと疲れがたまってきているのかもしれません。
急に寒くなってきたので体調管理には気をつけないといけませんね。
【今日のトレーニング】
ちょっと風邪っぽかったのでトレーニングはお休みにしました。
ムリしてもしょうがないですから。
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シャトレーゼのワッフル(頂き物)
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