
マイナンバーが通知されたらしておくべきコト
10月5日からマイナンバーの通知がスタートしました。
原則として住民票のある場所へマイナンバーの通知書が届く形になります。
十分な準備がされているとは言えない状況かと思いますが、始まってしまったものには対応していかなければなりません。
会社や事業をされている方は、セミナーや案内資料などである程度基本的な部分を知っていられる方が多いかと思います。
ただ、多くの一般の方はそういった情報をあまりもっていません。
マイナンバーを通知された個人はいったいどうすれば良いのでしょうか。
マイナンバーについておさらいしておこう!
今年の10月からいよいよマイナンバーの通知が始まりました。
実際の運用は平成28年1月から、つまり来年からということになりますが、その前段階として自分自身のマイナンバーを知っておく必要があります。
そもそもマイナンバーがどういうものか、もう一度おさらいしておきましょう。
マイナンバー(個人番号)とは、国民に対して一人ひとりが持つ12桁の番号のことをいいます。
基本的によほど問題が無い限りは、一回割り振られた番号というものは一生変わりません。
自分で好きな番号を選べるわけでは無いので注意しましょう。
マイナンバーの目的は
① 役所などの事務の効率化
② 私たちの生活が共通番号を使うことで利便性が高まる
③ 脱税や生活保護の不正受給などの防止
ということが主な目的として挙げられています。
マイナンバーは日本に住民票を有する人に対して割り当てられます。
もし住んでいる場所と住民票が違う場合には、通知されたマイナンバーが届かなくなってしまいます。
政府はテストケースとして実際に試験運用したようですが、通知した先のうち約1割が宛名不在で戻ってきてしまったそうです。
今後はこのような人たちへどのように通知していくのか、また本当にその人がいるのかどうかを確認していくという作業が必要になります。
具体的にどうすれば良いの?
マイナンバーが通知されたら具体的にどうすれば良いのでしょうか?
まずはお手元に届いた番号通知カードに記載された情報が正しいかどうか確認してください。
通知カードには
①個人番号
②生年月日
③性別
④氏名
⑤住所
が記載されています。
これらの情報が正しいかどうか確認してください。
※もし違っているという場合には、内容を訂正する手続きが必要となります。
これらの番号は会社での年末調整や年金・健康保険などの手続き、住民票の異動など、「税・社会保障・防災」などの手続きに必要となります。
番号が分からなくなってしまうと再発行などの手続きが大変です。
書類を無くさずに保管しておくようにしましょう。
また、今後はこの番号を頻繁に使うことも想定されます。
一生変わらない番号ですので、思い切って覚えてしまうというのも一つの手です。
12桁の番号ですから、そんなに覚えるのも苦ではないかと思います。
まずは自分の番号を知ること
サラリーマンやアルバイト、パートなどお給料を頂いて生活している方は、今年の年末調整の書類に記載するのがマイナンバーの初めての使用ということになると思います。
おそらくそこで使った後は、しばらくマイナンバーの登場は無いかもしれません。
時間が空いてしまうと自分のマイナンバーを忘れてしまうことも考えられるので注意しましょう。
もし、自分のマイナンバーを忘れてしまったからと言って、会社の総務に
「自分のマイナンバーを忘れてしまったんだけど、会社の年末調整の資料に書いたはずだから教えてくれない?」
と聞いても教えてくれません。
会社側は厳重にマイナンバーを管理する義務があります。いくら本人だからと言って教えることはできません。
当面必要なことは自分自身のマイナンバーを知ることです。
まずはそれだけで十分です。