
こんな税理士はイヤだ!~いまの税理士に不満をもつ7つのポイント~
会社や個人でビジネスをやられている方の多くが、税理士と顧問契約を結んで経理や税金の申告を依頼していることが多いです。
最近は会計ソフトや税務ソフトも進化しているので、自分自身で全てをやってしまう人も増えてきましたが、それでもやっぱり税金の申告は難しいですからね。
少なからず何らかの形で税理士とかかわっていることが多いのかなと思います。
ただ、いま依頼している税理士に対して不満を持っている方って結構多いみたいですね。
もちろん「ウチの税理士は良くやってくれてるよ~」というトコロも多いと思いますけどね。(-_-;)アセ
ある税理士紹介会社がまとめた「税理士に不満を持つポイント」というアンケートを見ると、色々なポイントで税理士に対する不満を持っている人が多いようです。
同じ税理士の立場から、この不満の内容についてチョット考えてみようかと思います。
Contents
パート1【顧問料が割に合わない】
うーん、顧問料が割に合わないと一口に言いますが、こればかりはどういったサービスを要求しているかによって内容が変わってきます。
領収書の整理や帳簿などがほぼ完璧な状態に仕上がっていて、あとは内容をチェックするだけ。
という会社を処理するのと
領収書も封筒に入れているだけ。通帳も記帳していないし請求書も出しっぱなし。
という会社の処理をするのでは、売り上げや従業員の数が同じような規模でも行う作業のボリュームや質がだいぶ変わってきます。
すべて税理士に丸投げの状態なのに「顧問料や記帳代行料が高い」と言われても、税理士の立場からすれば「そんな無茶な・・・」となるわけですよ。
もちろん、税理士によって仕事のやり方も提供しているサービスも全然違います。
同じ金額でもっと良いサービスを提供してくれるところもありますし、逆に「このくらいの金額しか払えない」というのであれば「それではこういったサービスではどうでしょう」というカタチで金額に見合ったサービスの提案をしてくれるところもあります。
こればっかりは税理士によってだいぶ違うので、いろいろ見積もりを貰ったりして検討してみるのが一番かなと思いますよ。
ちなみにウチではちゃんと見積もりとサービス内容をちゃんと提示するようにしています。
・・・というか普通の商売では当たり前のことなのに、この「見積もり」や「サービス内容」をちゃんと明示しない税理士の多いコト。
この辺が税理士は敷居が高いと思われる理由なのでしょうね。
パート2【連絡がつかない】
この不満ってスゴイですよね。
連絡がつかないってどういう状況なんでしょう???
おそらく事務職員には連絡つくけど、所長税理士とは連絡が取れないってことなんでしょうね。
まぁ、確かにこんな感じの人はいそうですけどね~。こりゃ税理士でなくてもアウトでしょ。
パート3【訪問がほとんどない】
このあたりは最初の契約がどうなっているのかがポイントでしょうね。
最近はクラウド会計やチャット、メールなどが普及してきたので、敢えて訪問にこだわらない関わり方も増えてきました。
お客様にとっても「毎月こられてもメンドウくさい」というタイプの人もいますから。
ただそうは言っても、訪問するなり事務所に来てもらうなりして実際に会って話をするのって大事なことだと思います。
メールだけだとどうしても細かい部分が伝わらなかったりしますしね。
むしろ訪問して欲しいという人であれば、ちゃんとその旨を相手に伝えた方が良いと思います。
あとは遠くの税理士に頼むのではなくて、近くの税理士に頼んだ方が良いでしょうね。
パート4【アドバイスをくれない】
これ、一番難しいポイントです。
税理士の立場からしても「お客様の役に立ちたい!」と思ってはいるのですが、お客様がどのようなコトを望んでいるのかわからなければアドバイスしようがありません。
この辺りはお互いのコミュニケーションが不足していることが原因でしょうね。
具体的にどういうポイントのアドバイスが欲しいのかということを税理士に伝えておかなければ、たとえ税理士を変更したところで状況は変わらないです。
ただ、税理士がアドバイスできる分野は限定されています。
▼ 税務や会計に関すること
▼ 節税の方法のこと
▼ 資金繰りに関すること
こういった分野については比較的どの税理士でもアドバイスはしてくれると思います。
ただ、マーケティングがどうだの、ウェブ戦略がどうだの、営業方法がどうだのといったことは、税理士に期待しない方が良いでしょうね。
もちろんこういった分野に強い人もいますので、そういうことを期待したいんだったらちゃんと税理士を選ばないとダメです。
パート5【性格が合わない】
もう、これはどうしようもないですね。
性格が合わなけりゃ男女関係だって続きません。別れた方がお互いのためです。
世の中に男も女もいっぱいいるように、税理士だって世の中には7万人もいます。
性格が合わない、タバコを吸う人は嫌い、おしゃべりは嫌い、生理的にムリ・・・
ガマンして付き合うくらいなら、とっとと別れた方が良いです。
パート6【態度が横柄】
いやー、いますね。こういう人。
何かいっつも上から目線で偉そうにしているジジ・・・大大大先生って感じでしょ。
自分も、とある税理士の集まりの席で、地元では最大規模の税理士事務所の所長先生の横に座った時、
「君は僕の隣の席に座れるなんてラッキーだよ~」
なんて言われたことがありました。
ハハハ・・・(;´Д`)
苦笑いするしかありませんでしたけどね。
そういう御威光が大好きな方はよろしいかと思いますが、自分がお客だったとしたらもうちょっとフランクな感じのヒトの方が良いなぁ。
パート7【経営相談が出来ない】
これもさっきのアドバイスの部分にも共通するポイントですね。
そもそも経営相談とはどの部分まで突っ込んだ話を期待されているんでしょうか。
毎月の売上や損益状況の確認、資金繰りの問題やポイントについての相談というコト?
もっと売り上げを増加させていくための具体的なマーケティングや戦略を相談したいっていうコト?
もし、後者を期待しているのであれば、おそらく毎月2~5万円程度の顧問料では出来ないと思いますね。
こういった売上の増加や内部統制、人事管理などの具体的な経営改善について、俗にいうコンサルティング会社などに依頼したとすれば、おそらく1ヶ月で十数万からのコンサルティング料がかかります。
なんとか総研とかなんとかコンサルティングとかいうところです。
この部分まで毎月の経理や税務処理に加えて要求するとするならば、毎月の顧問料は少なくとも10万円以上は貰わないと割にあいません。
ただ、やはり個人や中小企業では毎月そこまでのお金をかけるのは難しいですよね。
たぶん、この意見の人が言いたいのは
「いや、そういう具体的なことではなくて単に相談できる相手が欲しいんだよ」
ということだと思うんです。
それならば、やっぱり社長が気兼ねなく相談できる相手を探すべきだと思いますよ。
まとめ
こういうアンケートを見ていて思うのは、「普通の会社だったらスグに取引を切られているだろうなぁ」というコト。
税理士業界の常識は一般社会の常識とズレている部分がまだまだ多いですね。
当たり前のことを当たり前にやるというコトを心がけているだけで、ホントにそれだけでお客様の満足度は非常に上がります。
自分自身も反面教師として気を付けていかなければなりませんね。
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【編集後記】
日曜日にブログマーケティングスクールに行ってかなりの刺激を受けました。
色々な人の実例を見ると勉強になります!
【今日のトレーニング】
5:30/kmのペースで12kmほどジョギング。
まだまだ本調子ではありませんが、少しづつカラダを慣らしていきます。
それにしても体力落ちたなぁ・・・。
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