
休みが無い12月~相続をメインにするとスケジューリングが難しい~
今年も残すところあと僅かとなりました。
会社によっては、来週いっぱいで年末年始のお休みに入られるところもあるかもしれません。
税理士業界的には12月という時期は年末調整などの季節的業務がある関係で、普段の月よりも忙しいトコロが多いと思います。
私も「普段の仕事プラス年末調整」ということで普段よりは忙しいですが、それでも事前にスケジューリングをして時間に余裕を持って仕事をするつもりでした。
ただ実際には、12月は土日も何かしらの仕事をしている状態です。
仕事をすること自体は嫌いではないので苦痛ではありませんが、スケジュール管理が甘かったのは否定できません。
やはり、仕事の内容によってスケジューリングが可能なものと難しいものが分かれてしまいます。
「相続」という仕事はスケジューリングが難しい
税理士にも「得意にしている分野」と「それほどでも無い分野」というものがあります。
逆に「うちは何でもできますよ~」という税理士ほど、どの分野も中途半端な仕事ぶりだった・・・ということも良くある話です。
私は、前の税理士法人に勤めていた時代に
▼ 相続税の計算と申告
▼ 新規に開業したり会社設立したりする方へのフォロー
という2つの大きな柱で仕事をしていたので、今でもその分野を中心に仕事をしています。
特に「相続」についてはチカラを入れて営業させてもらっています。
都内や横浜には相続に特化した税理士事務所も多いですが、小田原や南足柄を中心とした神奈川県西エリアではまだそのような事務所はありません。
相続税の計算というものは、その地域の実情を知っていないと正しい財産評価がなかなかできません。
地元の税理士が頑張らないと・・・。そういう想いで相続に携わっています。
ただ、相続の手続きに対する対応というのは、こちらの思うようなスケジュールで進めていくことが難しい業務です。
会社や個人事業の方であれば、平日の業務時間内に対応することが可能ですが、相続の相談や手続きはそうもいきません。
相談者の多くは平日に仕事を持っているサラリーマンの方が多いですし、打ち合わせなどを希望されるのも土日や夜間などの時間帯が多いのです。
「平日でないと相談も受け付けません」とキッパリお断りしている税理士もいますが、出来ればお客様のご希望に添いたいのが私の信条です。
そうすると、どうしても土日や祝日に対応せざるを得ません。
ある程度の割り切りが必要
自分のポリシーを貫いて仕事をしていくことは、とても大事なことだと思います。
▼ 残業はしない
▼ 土日には仕事はしない
▼ 必要以上の仕事を請けない
自分も独立開業した当時に、自分流の信念を持って仕事を進めていくことを考えました。
土日は全て家族との時間にあてるために仕事やセミナーなどは入れないこと、毎日5時に帰宅して食卓を囲むこと、自分が気に入らないお客と付き合わないこと
いろいろ考えたのですが、それでも私が選んだポリシーは
困っている人がいたら助けてあげたい
ということです。
カッコつけているかもしれません。(;´・ω・)
ただ単に「人から頼まれるとなかなか断れない」というだけです。
自分が損することもあるかもしれませんが、それ以上に「ありがとう」と言ってもらえることの方が嬉しいんですよね。
家族との時間は少し減ってしまうかもしれませんが、子供に「それがお前の親父の生き方だ」と思ってもらえればよいです。
そのあたりは割り切って仕事をしているようにします。
バランスをとればいいと思う
今月は自分のスケジュール調整や仕事の目測を誤ってしまったので、かなりキツキツのスケジュールになってしまいました。
ただ、毎月まともに休みが取れない状態かと言えばそんなことはありません。
平日に休んで山に行くことも出来ますし、金曜日に早退して家族でプチ旅行に行くことも出来ます。
忙しい月がある反面、それほどでもない時期にはサラリーマンでは融通が利かない時間の使い方もできるのが個人事業者やフリーランスの特権です。
そのあたりでバランスをとれば良いのかなと思っています。
子供にも「今はちょっとお休みがとれないけれど、今度の休みには遊びに行こう」と言って納得してもらっています。
そのためにもちゃんと休みをとって有言実行することが欠かせませんけどね。
ちなみに24日の木曜日は5時には帰宅してクリスマスパーティをします。
そこにはどんな仕事の予定もいれません。