
小田原駅前に新商業施設「トザンイースト」がオープン!
今日、小田原駅東口に新しい商業施設「トザンイースト」がオープンします!
次々と再開発が進む小田原駅前エリアですが、新しい起爆剤となりえるのでしょうか?
7つの店舗が入る複合商業施設
11月27日(金)小田原駅東口ロータリーで建設が進められていた新しい複合商業施設「トザンイースト」がオープンします。
箱根登山鉄道が運営する飲食店を中心としたこの施設。
1階には「タリーズコーヒー」「カフェ&バー プロント」「ブリオッシュドーレ」
2階には「銀座ライオン」「夢庵」
3階には「目利きの銀次」「ドコモショップ」
飲食店を中心に7つの店舗が入ります。
小田原駅から小田原中心街へと抜けていく通り沿いにあるという好立地にあるので、どの程度集客が期待できるかが注目。
裏を返せばこの場所で売上が見込めないのであれば、小田原市街エリアでの集客も難しいと言われてしまうかもしれません。
建物の外観は、小田原・箱根の寄木細工をモチーフにした趣のあるデザイン。
意匠にこだわった灯籠を設置したり、瓦ぶき屋根をイメージしたりと城下町の雰囲気を醸し出すような作りとなっています。
歴史のある町の駅前のデザインとしては「なかなかオシャレじゃないですか」という感想です。
施設に入っているテナントは大手チェーンばかりですので今さら説明する必要はないでしょう。
同じ駅前施設である小田原地下街「HaRuNe小田原」に入っているテナントが、地元のお店中心となっているのとは対照的です。
駅前で進む再開発事業

小田原駅前では次々と新しい施設がオープンしています。
ちょうど1年前の11月には小田原地下街「HaRuNe小田原」がオープンしました。
今月末には小田原駅東口に新おだわら市民交流センター「UMECO」もオープンします。
小田原駅自体が改築されて駅ビル「ラスカ小田原」が開業して今年で10年。
この10年間だけで駅周辺がガラッとイメージが変わったような気がします。
何をターゲットにしているんでしょうね
新しい施設は次々とオープンするのですが、それに対して町の雰囲気が変わったのかというと「どうなのかなぁ」という気もします。
実際問題として、どういった駅前市街地にしていきたいのかということがハッキリしないんですよね。
小田原の隣には箱根や伊豆、富士山といった観光エリアが多く存在しています。
もちろん小田原自体にも小田原城などの観光スポットも多く存在しているのですが、どちらかというと「観光地に行くための通り道」というような存在になってしまっています。
今の駅前の雰囲気は、観光客たちが「小田原に寄っていこう!」という感じにはなっていません。
小田原に住んでいる人たちが小田原駅周辺で買い物をしたいと思わせるかというとそうでもありません。
どこにでもあるチェーン店に、観光客を目当てにした高い駐車場代を払ってまで買い物や食事に来るかと言われてしまえばそれまでです。
小田原駅から少し離れたエリアに、駐車場代もかからない大型商業施設がいっぱいあります。
そちらにお客が流れるのは当たり前のコト。
ですから小田原駅周辺は「電車を利用してやってくる人」をターゲットにしなければダメなのです。
そのような街づくりになっているのか・・・と言われるとどうなんでしょうね。ちょっと疑問です。
ただそうは言っても小田原駅周辺は地元の中核都市です。
ここが商業的にうまくいかなければダメなんです!
なんとか街として発展していくように、私も何かお手伝いしていきたいと思います