
税務調査の時はお茶だけ出せば十分です!

秋と言えばどのようなイメージをお持ちでしょうか?
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・
それぞれ色々なイメージを持たれるかと思いますが、我々税理士業界にとって秋と言えば「税務調査の季節」なのです。
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9~11月は税務調査が多い季節
9~11月という時期は、1年の中でも税務調査が特に多い季節。
[blogcard url =”https://suzuki-kaikei.net/wp2/2015/10/21/zeimutyousanokisetu/”]11月も半ばに差し掛かったので、そろそろ調査が多い時期もひと段落しそうな雰囲気です。
税務調査というと「怖いなぁ」と思う人も多いかもしれません。
イカツイ調査官が乗り込んで来て「なにやってんだぁ、ゴルァ(-_-メ)!」と帳簿をひっかきまわす姿を想像される方もいるかもしれません。
ただ、税務調査と言ってもそんなに恐れることはありませんよ。
最近の調査官はとても紳士的な対応をされる方が多いので必要以上に怖がる必要はありません。
お茶菓子はいらない
税務調査の時に「お茶やお茶菓子を出した方がいいの?」ということを良く聞かれます。

基本的にお茶やコーヒー程度をご用意いただければOKです。
お煎餅やケーキなどのお茶菓子を出す必要はありません。
もし、お茶菓子などを用意したとしても、基本的にほとんどの調査官は手を付けることはないでしょう。
これは税務署職員の倫理規定が影響しています。
税務署内では「税務調査先で食事や飲食物などの接待を受けてはならない」ときつく言われているようです。
「お茶菓子くらいならいいのでは?」と思われるかもしれませんが、その程度でも「利益を供与して便宜を図ってもらった」などと思う人もいるかもしれません。
ちょっと前の映画ですが、田中麗奈さんが扮する若手弁護士が訴訟相手からコーヒーを奢ってもらった程度で「ワイロを受け取った」と問題になる場面がありました。
これはちょっと極端ですが、見る人が見ればどう捉えられるか分かったものではありません。
もちろんお昼も用意しなくていい
最近は公務員に対する国民の目が厳しくなっています。
税務調査官などは特に「国民に嫌われる?職業」なので、人一倍以上に気を使っているかもしれません。
私がこの業界に入った20年前くらいは、税務調査の時にお客さんがお昼を用意してくれて調査官と一緒に食べたこともありました。
なかには税務調査時に、調査官が「今日は寿司が食べたいなぁ」と言って出前を取らせていたこともあったようです。
最近はそのような態度をとる税務調査官はいないでしょう。
昼食時には近くの食堂やコンビニでお昼を済ませていられます。
ですので、もちろんお昼を用意する必要もありません。
「うちの近所にはお昼を買うようなコンビニすら無いよ」
という方でも大丈夫。
どんな時でも対応できるように、調査官はカロリーメイトなどを携行しているそうですw
まとめ
結論から言って、税務調査時にはお茶などについては特に気にする必要はありません。
もし出すのであればお茶程度を用意いただければ十分です。
その程度で全然問題ありません。
灰皿についても用意する必要は全くありません。
税務調査官はタバコを吸う人が多いようですが、吸いたければ外に行ってもらえばいいのです。
中にはタバコを吸いたがる調査官がいますが、私はタバコが大嫌いなので、
「あ、私はタバコの煙アレルギーなので遠慮してもらっていいですか」
と言って断固断ります。
まあ、調査中にプカプカやるのもどうかと思うんですけどね・・・(-_-メ)