
忘年会や懇親会の参加費の領収書が無いけど経費にできるの?~出金伝票を上手に活用すればOK~
会社の忘年会であれば飲み食いの費用は会社が負担してくれるトコロが多いかと思います。
ただ、同業仲間での忘年会や勉強会やセミナーの懇親会などは会費制にしていることが多いのでは?
主催者が個別に領収書を用意していることもありますが、なかには参加費を払っても領収書がない・・・なんてことも。
「領収書をもらっていないから経費にできないなぁ・・・」
なぁんて思っている人がいたらそれは間違いです。
たとえ領収書がなくても経費にできますよ!
Contents
領収書がなくてもお金を払っていればOK!
一般的に「経費にする=領収書が必要」と思っている方も多いかもしれませんが、実は必ずしも必要なわけではありません。
基本的に商品やサービスを提供してお金を受け取る場合には、お金と引き換えに領収書を渡すのが原則です。
ただ、実際の世の中にはお金を払っても領収書を受け取れないケースというのもよくあるものです。
▼ 自動販売機でジュースを買った場合
▼ 電車やバスなどの乗車券を買った場合
▼ 結婚式のお祝いやお葬式の香典などを渡した場合
このようなケースでは、お金を払っても領収書がもらえないことがほとんど。
特に最近では電子マネーの普及で余計に領収書がもらえない機会も増えてきました。
仕事の移動で電車に乗ったり、自販機で職人さんにジュースを差し入れした場合に、領収書がないからと言って経費にできないのかと言えばそんなことはありません。
領収書は無くても仕事の経費には違いませんので、正しく処理すれば通常の経費と同じように処理することができます。
セミナーの懇親会や忘年会の参加費も、仕事に関係するものであれば領収書を貰えなくても同じように経費にできるのです。
別の方法で証拠を残しておくことが大事~出金伝票が便利~
ただ、そうはいっても何もしないで経費にできるわけではありません。
領収書がもらえない以上は自分たちで何か領収書になるものを用意しておく必要があります。
一番手っ取り早いのは「出金伝票」を活用する方法。
文房具屋や100円ショップで手に入れることができます。
本来の使用方法とはチョット違うのですが、証拠として残しておかなければならない情報を書いておくには一番最適です。
もしもお金を支払って領収書がもらえない場合には、この出金伝票に次のような情報を書きます。
▼ お金を支払った月日
▼ お金を支払った相手先
▼ どのようなことでお金を使ったのか簡単な内容
▼ 支払った金額
このような内容にプラスして「領収書を貰えなかった理由」なども書き加えておけばバッチリです。
例えば、10月28日に神田で行われたセミナーに参加して3,000円を参加費として支払った場合、
「10月28日 ○○セミナー参加費(神田にて)3,000円」
といったように書いておけば領収書の代わりの証拠となります。
同じように領収書の出ない交通費や自販機でのジュースの購入費、お祝いなどについても出金伝票を使っていただくとよいでしょうね。
ただ、だからと言って領収書が全くいらないわけではありません。
常識的に考えて領収書がもらえるような場合には領収書をもらっておかなければならないのが原則です!
あくまで領収書がもらえなかった場合の臨時的な対応ですので間違えないようにしてくださいね。
忘年会や懇親会の主催者は領収書を用意してあげると親切
友達同士の忘年会や新年会であれば領収書なんて気にする必要はないかもしれません。
ただ、ビジネス上のお付き合いや研修・セミナーなどの懇親会の場合には、参加費相当額の領収書を用意しておいてあげると親切です。
仕事に関係して参加していれば、懇親会などの参加費も交際費として処理することができます。
ですので、主催者側が前もって領収書を用意しておいてあげれば出金伝票など書く必要が無くなりますからね。
用意する領収書はエクセルなどで作って印刷すれば、わざわざ買う必要もありません。
ネットで「エクセル 領収書」と検索すれば、いくらでもひな形が出てきますよ。
参考に自分が作った領収書のひながたをアップしておきますね。
まとめ
領収書をもらい忘れたから経費にできないというわけではありません。
キチンとお金を支払ったことが証明できれば経費にすることは出来るのです!
逆に領収書があるからと言っても仕事に関係しなければ経費にはできませんけど。
毎日が忘年会や懇親会・・・なぁんて人は気を付けてくださいね。