
東京モーターショー2015開幕!~注目のエンジン~
今日から東京の国際展示場(東京ビッグサイト)で「東京モーターショー2015」が開催されます。
東京モーターショーは2年に1回行われる自動車の見本市。
色々な自動車メーカーやパーツメーカー、自動車に関連するサービスを提供している業者が最新のアイテムを展示する博覧会のようなモノ。
自動車好きにはたまらないイベントなのですよ♪
ベールを脱いだ新型エンジン
発売予定の最新車種や各社の技術をアピールしたコンセプトカーなど、さまざまな自動車が展示されるこのイベント。
その中でも私が注目しているのが、マツダが展示を予定しているコンセプトカー「RX―VISION(ビジョン)」というクルマです。
この車に搭載されているエンジンがキーポイント。
普通の車に搭載されているガソリンエンジンは、シリンダー内でピストンを動かして推進力を得るレシプロエンジンと呼ばれるもの。
それに対してこの車には、ハウジング内をローターが回転して推進力を得るロータリーエンジンと呼ばれるエンジンが搭載されています。
ロータリーエンジンはレシプロエンジンと比較して、小型の割にパワーが出せることや動きにムダが無いことから「未来のエンジン」として注目を浴びていました。
ただ、高性能ゆえに1つ1つの部品に精密さが求められることから量産化が難しいとも言われています。
大きな自動車メーカーとしてロータリーエンジンの量産に成功したのはマツダのみ。
日本の技術力をアピールするエンジンとして代表的な存在となったのです。
ロータリーエンジンの欠点
ただロータリーエンジンには大きな欠点がありました。
高回転域ではパワーが出せるのですが、低回転域では吸排気効率が悪いために燃費が非常に悪くなります。
また、ハウジング内にエンジンオイルを注入しながら走るため、定期的にオイルを補充しなければなりません。
さらにエンジン内の部品の劣化の進行が早く、数年に一回はエンジンのオーバーホールが必要になるのです。
要は「クルマを維持するのに手間とお金がかかる」ということ。
最近の自動車業界は燃費や環境性能などを重視しているので、時代に合わないエンジンになってきてしまったのです。
日本においては最近までRX-8という車が発売されていましたが、2012年6月をもって生産が終了されてしまいました。
ですので現在のところ、新車でロータリーエンジン車を購入することは出来ません。
昔の愛車はロータリーエンジン
自分もロータリーエンジンが搭載された車に乗っていました。
20代半ばに乗っていたのがマツダのRX-7という車。
この車に乗っていたエンジンが13Bと呼ばれるロータリーエンジン。
燃費がめちゃくちゃ悪くてお財布には優しくありまんでしたが、とても気持ちよく運転することができるクルマです。
当時は給料の半分くらいは車に費やしていたかも・・・。
そのくらい愛着のある一台です。
そんなロータリーエンジンが復活するかも?ということで、今後のマツダの動きには期待大です。
次世代ロータリーエンジンに与えられたコンセプトネームは『SKYACTIV-R』
このエンジンが載った車を購入できるように、今のうちから頑張っておかないと!(∩´∀`)∩
ロータリーエンジンは税金が高い
さてさて、ここからはちょっとだけ税金のお話。
自動車には様々な税金がかかりますが、一番皆さんに身近なのが毎年5月ごろに払う「自動車税」ではないでしょうか?
自動車税は車のエンジンの排気量によって税額が変わってきます。
排気量の大きいエンジンを載せている車ほど自動車税が上がっていきます。
最近ではグリーン税制などで税金が減免されたり、逆に年式が古くなると10~15%ほど税金が上がったりします。
ちなみに先ほど話題に挙げたロータリーエンジン。
私が乗っていたRX-7の13Bエンジンは排気量が1,300㏄なので、表に当てはめていくと自動車税は34,500円になりそうですよね。
実はロータリーエンジンの場合、計算方法が違うのです。
「ローターごとの排気量×ローター数×1.5」
という計算をするため、排気量1,950㏄相当のレシプロエンジン搭載車と同じ税区分になってしまうのです。
ですので年間の自動車税は39,500円なのですよ。不思議でしょ。
色んな意味でお財布に優しくないエンジンですが、それでも惹かれてしまうんですよね~♪