
借金は必ずしも悪ではありません!~計画的にお金を借りることでビジネスの幅を膨らませる~
起業や会社設立を考えたとき、どうしても避けて通れないのが「資金繰り」という問題。
どんなに優れたアイデアであっても、元手になるお金が無ければビジネスは立ち行きません。
ただ、どこからそのお金を調達してくるかというのは悩むところです。
自分自身で用意できるお金を限界とするのか?
それとも銀行や公庫などからお金を借りるのか?
あなたならどちらを選びます?
自己資金の範囲内でビジネスを考えるのも一つの基準
「銀行からお金を借りる」ということについて抵抗感がある人って結構多いです。
やっぱり借金というイメージはあまり良くはありませんからね。
先日相談に来られた方は
「起業をするにしても自分が持っているお金の範囲でやります。
もし自分の資金が底をついたら、その時点で撤退します。」
ということをおっしゃっていました。
確かにそういう選択肢もアリかもしれません。
起業を考えたとき、夢のようなバラ色の世界のイメージしかない人に比べれば、万が一の時の撤退戦略というモノを考えておくことも重要ですからね。
そういう意味で「自己資金のショート」というのを一つのデッドラインとみなすのは一つの基準としては正解です。
銀行から借り入れをすることは悪いことではない
ただ、実際にビジネスを拡大していくうえでは、どうしても資金が必要になるタイミングがあります。
特に経済環境が目まぐるしく変わる今の時代においては、どれだけ早くアクションを起こせるかということが重要なポイントです。
潤沢な自己資金がある人は良いのですが、そうでない場合には新しいことにチャレンジしたくてもお金が無いので二の足を踏んでしまうことも良くある話。
もちろん「そんなチャレンジはしないよ」と言う人は良いと思いますが、チャレンジしたい人にとってはマイナスです。
そもそも、銀行からお金を借りるというコトはそんなに悪いことではありません。
お金を借りるのが悪いのではなくて、「お金の借り方」や「お金を借りる理由」が悪いのです。
〇「計画的に必要な資金を計算して、その内容に合わせてお金を借りる」
×「運転資金が回らなくなったから、とりあえず銀行からお金を借りる」〇「いろいろな制度や銀行の条件を検討して、有利な条件で借りれたり補助を受けられる借り入れをする」
×「すぐにでも資金が必要なので、出来るだけ早くお金を用意してくれるところで借りる」
アタマでは分かっていても出来ないのが人間というモノ。
たいてい借金で失敗している人というのは、銀行からお金を借りることでダメになるのではなく、お金の管理が甘いからダメになるのです。
計画的に資金繰りを考えていけば、銀行からお金を軽るというコトは悪いことでは決してありません。
ポイントはお金の管理をしっかりすること
悪いことではないと言っても、銀行からお金を借りた場合には絶対にしなければならないことがあります。
それは「お金の管理をキチンとする」というコト。
どのくらいお金が入ってきたのか、どのくらいお金が出て行ったのかということを把握しておくことは必ずしなければなりません。
出来れば、近い将来にどれだけ出入りがあるのかも見通しておくくらいの気持ちも必要です。
そのために作成する書類が「資金繰り表」と言われるモノ。
銀行からお金を借りるときには将来の資金繰り表を作るのですが、借りてしまった後はほったらかしにしている人がほとんど。
実は、損益計算書など「いくら儲かっているか」という書類よりも「いくらお金が残っているか」という資金繰り表の方が本当は大切なのです。
だって何のためにビジネスをしているんですか?
利益を出すこと?
いや、お金を残すためでしょ?
お金が残っているということは「借金を返してもプラスがある」ということなので十分に返済が出来ているというコトです。
もしお金が減っているようであれば、借金が返せていないというコトになるので対策が必要です。
こういうコトを常に把握しておけば、銀行からの借り入れで破産するようなこともありません。
まとめ
借金はしなければそれはそれで良いことだと思います。
ただ、だからと言って「絶対に借り入れはしない」と決めつけてしまうと、自分でビジネスに限界を作ってしまうことになります。
銀行は「仕事のツール」だと思って、柔軟に対応していく切り替えも必要ですよ♪
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【編集後記】
ちょっと更新のペースが落ちています。
気持ちも切れ気味なのでたて直さないと!
【今日のトレーニング】
本日は5:20/kmペースで16㎞ほどジョグ
ヒザの痛みとはお付き合いしないといけないようです・・・。
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