登記にかかる費用は登録免許税と司法書士の報酬の2つ!~司法書士を選ぶ基準は?~
相続の仕事をしていると、不動産についての相談も受けることが多いですね。
ご自宅やアパートなどを誰に相続させるのかというのは相続税においても大きなポイントなのです。
ただ、名義を変える(所有権移転)ための登記手続きや相談については司法書士でなければ出来ません。
土地については登記されているものがほとんどなのですが、家屋や建物については登記されていないものも結構あったりします。
実は、名義を変更する「登記」という手続きは必ずしもやらなければならないものではないからです。
登記とはなに?
土地や建物などの不動産については、日本の法務局というトコロが管理をしています。
法務局では「この土地はAさんのものだ」「あそこの建物はBさんのものだ」というように、それぞれの持ち主が誰であるかを名簿にしています。
もし、このように名簿が管理されていなかったら、
「ここはウチが昔から使っていたんだから俺の土地だ!」
「そこはウチのおじいちゃんがお前のおじいちゃんに貸してやってただけだ!私の土地だ!」
というように争いになってしまいますよね。
このような争いが起きないように、国が管理をして誰の所有になっているのかということを明らかにしておく必要があるわけです。
このような不動産の所有者名簿を「登記簿(とうきぼ)」と言い、この登記簿の内容を変更したり、新しく書き加えたりする手続きを「登記(とうき)」と言うんです。
もし、さっきの様な争いがあった場合には、登記簿上で誰が所有者になっているのかということを調べれば、どちらの言っていることが正しいかハッキリします。
最初から所有者が分かっていれば、そもそも争いになることも無いでしょう。
登記はどういう時にするの?
この登記をする手続きというのは、登記簿に書かれている内容に変更が生じた時に行うことになります。
例えば
▼ 相続が起こって亡くなった人から新しい所有者に名義を変える時
▼ 土地や建物を売買して所有者が変わった時
▼ 一つの土地を半分に分けたり、二つ以上の土地を一つにする時
▼ 土地に担保をつけてお金を借りる時
▼ 新しい建物を建てたとき
▼ 今まであった建物を取り壊したとき
という時には登記の手続きをする必要があります。
もし、上記のような内容で登記をするような必要が生じた場合、原則としては速やかに登記の手続きをしなければならないことになっています。
ですから、もし上記のようなコトがあった場合にはちゃんと登記の手続きをするようにしましょう。
登記するにはお金がかかる!
ただ、そうは言っても登記をする手続きにはお金がかかります。
登記の時にかかる費用としては
①登録免許税
②司法書士などの手数料
の費用が発生します。
① 登録免許税
不動産の名義を変更したりする場合には、登録免許税という税金が必要です。
まあ、国に支払う名義書き換えや名簿管理の手数料と思ってもらえればよいかな。
登記が必要になる原因には、相続や売買、贈与、抵当権など色々なモノが考えられますが、その原因によって金額が変わります。
不動産の価額 × 税率
という計算式で算出しますが、代表例で言えば売買の場合には2%、相続の場合は0.4%と相続の方が登録免許税は安いです。
また、新築住宅の場合などでも軽減税率が適用されたりします。
不動産の価額については土地や既存の建物の場合には市区町村の固定資産税評価額(固定資産税の基準となるもの)が使われます。
新築住宅など固定資産税評価額が無い場合には、法務局などで決められた金額を基準とします。
②司法書士の費用
誰かに登記を依頼する場合、司法書士でなければ登記を代行することができません。
やろうと思えば自分でできないことも無いですが、法務局に何度も足を運ぶ必要があったり書類を書く手間もあるので、時間があまりない方は司法書士に依頼してしまった方がラクです。
司法書士の報酬は差がある?
ただ、司法書士によって登記の手数料(報酬)はかなり差があります。
どちらにしろ登記というものは名義を変える手続きだけですので、司法書士によって登録免許税が変わるわけではありません。
高い報酬を支払ったからと言って結果は同じなんですよね。
なかなか2ヶ所以上の司法書士の報酬を比較することは難しいのですが、
▼料金を明示している
▼見積もりや概算額をあらかじめ教えてくれる
ような司法書士に依頼したほうが良いです。
最近はホームページなどで料金を明示しているところもありますが、まだまだ数は少ないかも?
もし、知り合いに税理士がいればその方に司法書士を紹介いただいても良いかもしれません。
司法書士と税理士は仕事上のつながりがかなり多いので良い司法書士さんを紹介してくれると思いますよ。
まとめ
自分で登記を行えば①の費用だけで済みます。
もし時間がある方は自分でチャレンジてみても良い経験になるかもしれませんね。
住宅ローン完済の後の抵当権解除登記くらいであれば、そんなに難しくないのでチャレンジしてみても良いかも?
当事務所でも提携させていただいている司法書士がおります。
様々な不動産に関する相談にものってくれますので頼りがいがありますね。
もし登記のことでお悩みであればご相談ください。
頼りがいがある司法書士さんをご紹介させていただきます!
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【編集後記】
ランクラブのTシャツを50枚まとめて注文したのですが、荷物が届いて事務所のスペースを占拠。
早くみんなに配りたいよ~(; ・`д・´)
【今日のトレーニング】
今朝は5:40/kmほどのペースで12kmほどラン。
土曜日のロング走の筋肉痛がちょっとだけ残っていて足が重い。。。
【1日1新】 1日1新についてはコチラ
サラダ焼きそば
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